手術体験記 腰椎変性側弯症
はじめに
私は、二十数年来側弯症で、身体がどんどんと曲がりひどい奇形になり十分も歩くと腰が痛くなり家事にも支障をきたし、どこの病院へ行っても治らないと言われ諦めておりました。
それが、去年子供が偶然パソコンで調べ、慶應病院で同じような症状の人が手術をしているよと教えてくれました。
手術
早速受診したところ、側弯症の有名な先生がいらっしゃると渡辺航太先生の診察曜日を予約して下さいました。
渡辺先生は、レントゲンを見て、あまりの曲がりにすぐ手術をしましょうとおっしゃって下さいました。
どこの病院でも手術は出来ないと言われておりましたので、本当に大丈夫なのかとても心配でしたが、私よりずっと年上で手術している人もいるし、年間何人も同じ手術をしてみんな大丈夫ですよと説明を受け決心しました。
とても親切で優しい先生でしたので、安心して昨年の秋手術を受けました。
術後の生活の変化
術後は本当にびっくり。あんなに曲がっていた奇形が真っ直ぐになり、身長も十年で六センチも低くなったのが、五センチも伸びたのです。
同じ病室の人も入院してきた時とは別人みたいと驚いていました。
私自身もこれほど良くなるとは思っていなかったので本当にうれしいです。
あんなに歩けなかったのに、どこまで歩いても腰も痛くならず、ずっと立ってもいられるのです。
あと何年あるのかわかりませんが、第二の人生を積極的に生きられそうです。
少し背中が曲がらないので不便もありますが、日々慣れてきて今は感じなくなりました。
最後に
私の長い不便な生活の中で渡辺先生と出逢えたことが本当に幸せだったと思います。
又、手術をして下さった病院の関係者の方々に大変感謝し、これからの人生忘れず大事に暮らしていきたいと思います。本当にありがとうございました。