はじめに
娘が高校2年生になる春休み、ふとかがんだ後姿を見ると、背中の上の方、肩甲骨の高さが左右で違っているように見えました。
以前新聞で読んだ側弯症の記事を思い出し、すぐにかかりつけの整形外科へ診察に行き、そこでかなり湾曲した背骨のレントゲン写真を見せられ大変驚きました。
今まで、学校の健康診断でも1度も指摘されたことはなく、そんなに曲がっていても、服の上からはその時まで全くわかりませんでした。いつ頃から進んでいたのか今でも全くわかりません。
手術に向けて
最初の病院での経過観察
最初の病院では経過観察とのことでしたが、これ以上進まないと言われた曲がり方も心なしかひどくなっているような気がして、どうしたものか悩んでいた時、こちらのホームページを知りました。
悩んでいたころ
具体的な治療法が詳しく説明されていてよくわかり、また体験者の手記でも、それまで聞いていた体験者の方に比べ術後の回復がとても速く、順調な生活を送られているようでしたので是非診て頂きたいとお願いし、まもなく高校3年になる頃、初めて松本先生の診察を受けることができました。
手術と言われ動揺
レントゲンを撮った結果、この年齢では進まないといわれていた曲がり方も1年でかなり進んでおり、今後背中の痛みなど生活に支障も出ると予想されるため手術を勧められました。
手術をと言われたのは初めてだったので正直初めは動揺しましたが、しばらく考えた後お願いすることに決めました。
手術を決心
まず第1に本人が曲がったままの状態が嫌だと言い、治療に積極的だったことが大きかったと思います。
それまでレントゲンは何回か撮りましたが、直接背骨に触れて診察してくださったのは松本先生が初めてでした。
また、曲がった個所を具体的に示して、そこがこれ以上進むと起きる困った事を具体的に説明して下さったのも初めてのことでした。
安心してお任せしようと思えたことで手術に踏み切ることができました。
折しも受験間近だったため、入学してからの方がよいかと悩んだり、周りからも言われたりしましたが、今になるとあの時に決断して本当によかったと思います。
手術は高3の6月に行いました
いくつかの検査や採血なども学校が休みの日や、多少の早退程度で、直前まで学校、塾へ通ういつも通りの生活ができたため、心配したりする暇もありませんでした。
手術
前日は手術の説明を先生から詳しく受けました。
当日は朝から手術室へ入りましたが2時間余りで無事終わり、水があまり飲めない手術後の一晩が最も辛かったと言っていましたが、翌日から病室へ戻り、水を飲めるようになって楽になったようです。
術後の痛み
傷はかなり長いので初めは痛みもありましたが、点滴や座薬など今は色々な楽になる方法もあり、日に日に順調に回復していきました。
術後の回復
2日目に歩行器で立った時は感激でした。また、術後うつ伏せではなく仰向けで帰って来たのにはびっくりしましたが、本人はあおむけに寝られて楽だったと思います。
歩行器で廊下を段々遠くまで歩けたのも思い出です。